詳しく知りたい、その前に

インターネットのおかげでいろいろと調べることができるようになって便利になりました。ただ、医療に限って言えば、症状から必ずしも正しい病名が見つからないケースが多く、せっかく調べたのに逆によくわからなくなってしまうということはよくあるように感じます。

例えば膀胱炎だと一度経験している方は何となくわかります、尿管結石の方も大体わかります。でも例えばちょっと下腹部が痛いといった症状であれば、相当な数の病気を想定しないといけません。そういった相談を受け付けるのがインターネットが発展したなかでの医療の形なのかもしれません。

例えば痛みのない血尿といったのも、腎臓の病気かもしれないし、結石かもしれないし、一過性で原因のわからないものかもしれないし、万が一腫瘍があって出血しているかもしれないしと考えてしまいます。泌尿器科医であれば、年齢や性別、症状の出現するタイミングや持続期間、気づいていない自覚症状や出血の形状などについて聞き出すことで、病気の可能性を順に考えていくことが可能です。そのために、必要な検査があり、痛くないもの、負担のかからないものから選んでいきます。最も簡便にできるのは尿検査と超音波、その次に採血、尿細胞診(尿の中に悪性の細胞がないかどうか確認する検査)、CTスキャン、膀胱尿道鏡(内視鏡)などを検討していきます。

では臓器や症状に合わせて、調べていきましょう。

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